エリア情報(スンバ島)自然と文化が色濃く残る楽園スンバ島
バリ島ースンバ島間のフライト時間:約70分
バリ島の南東450km、東ヌサトゥンガラ州に属するスンバ島は、バリ島の約2倍の面積を持ちながら、人口はわずか10分の1程と言われ、自然と伝統が色濃く残る島です。
古くはサンダルウッド島と呼ばれ、その名称は高品質な香木として有名な「白檀(サンダルウッド)」が取れることに由来します。
気候はジャワ島・バリ島と同様に亜熱帯気候であり、12月から4月までの雨季と、5月から11月までの乾期に分かれます。スンバ島には、約200種類に及ぶ豊富な鳥類が生息し、そのうち7種が固有種として確認され、世界自然保護基金(WWF)に保護されています。
積極的に観光地開発は進められていませんが、ニヒ スンバ アイランドを創造した米国人実業家により地元の生活環境を支援しながら共存を図っているため、海外からの旅行者が天然のスンバ島を訪れることが可能です。
スンバ島の文化
スンバ島は土着宗教「マラプ教」が根付き、島のいたるところで、「マラプ(精霊)」が祀られた縦長屋根の伝統家屋を見ることができます。
代表的な宗教行事として有名な「パソラ」は、1年に1度(司祭の指導者が決定するので不定期開催)、サンダルウッドポニーと呼ばれる品種の馬に乗り、槍を投げ合って競う騎馬戦です。「パソラ」では実際にケガ人や死者が出ることもありますが、宗教上、血が土に浸み込むことによって豊かな土壌になり、豊作が期待できると意味付けられています。
インドネシアには、ジャワ島の「バティック」、スマトラ島の「プランギ」、バリ島の「ソンケット」など、伝統的な布がありますが、スンバ島には結ぶの意味を持つ「イカット」があります。そのモチーフは、マラプ教にまつわるものや生活を表現したものをはじめ、動物や植物、海外から伝わった事柄を描写したものなど様々です。