【2018年度最新版】バリ島旅行の観光・出張・留学にビザは必要? 取得方法から有効期間・費用、入国審査の手順まで紹介
ビザとは、査証と呼ばれる「入国許可証」のことです。
ビザを必要とするかどうかは、国の治安、旅券の信頼度、旅行者受け入れの経済的メリットなど総合的な判断で決められます。
日本人の入国に対しては、一定の条件のもとビザの取得が免除されている国が多く、バリ島、およびインドネシアにおいても2015年より、観光ビザの一部が免除されています。ただし、観光ビザ以外にもバリ島には留学や就労など目的に応じた数種類のビザがあります。
今回の記事では、それぞれのビザの取得方法や要件、入国手続きの方法などについて詳しく紹介します。
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バリ島入国から日本帰国までの手順を紹介。入国審査、出国手続きガイド
海外旅行初心者にとって、とても難しそうに感じる入国審査や出国手続き。しかし、あらかじめ流れを知っておけば驚くほどスムーズに手続きを終えることができます。
ここでは、バリ島入国から日本に帰国するまでの手順を紹介します。
入国手続き編。税関申告書を機内で書いてスムーズな手続きを
30日以内の観光ならビザが不要で、入国審査でたくさんの質問をされることも少ないバリ島は、初心者でも安心して行くことができる観光地です。
なるべくスムーズに入国できるように、以下で入国手続きの流れと注意点を紹介します。
(※空港案内はこちらを参照ください)
出発時に必要な持ち物
- 残存有効期間6カ月以上のパスポート(空白3ページ以上)
- パスポートのコピー
- 筆記用具(税関申告書などを機内で書くため)
主な持ち込み免税範囲
- 1人につき紙巻きタバコ200本まで
- 1人につき酒類1リットルまで
- 土産品は1人につき250USドルまたは一家族1,000USドル相当まで
- 通貨は1億ルピア相当額以上は申告が必要
「バリ島‐旅の基礎知識 インドネシアの基本情報」を参照ください
税関申告書の書き方
バリ島は2015年4月より入国カードは廃止され、税関申告書の記入のみとなりました。到着後にスムーズに入国手続きを済ませるために、機内で配布される税関申告書をあらかじめ記入しておきましょう。
申告書には飛行機の便名やパスポート番号を書く欄が設けられているため、航空券とパスポートを手元に用意しておくことをお忘れなく。
「バリ島‐旅の基礎知識その4 税関申告書の記入例」
入国審査
入国審査カウンターにパスポートを提出します。その際に帰りの航空券の提示を求められることがありますので、手元に準備しておきましょう。パスポートが返されたら、入国許可スタンプが押されているかを忘れずに確認してください。
入国審査官(質問) 英語 インドネシア語 (意味) |
旅行者(答え) 英語 インドネシア語 (意味) |
---|---|
Passport please. Boleh Lihat paspornya. ボレ リハッ パスポルニャ (パスポートを見せてください) |
Here you are. 男性:Ini Pak. イニ パッ 女性:Ini IBu. イニ イブ (どうぞ) |
What’s the purpose of your visit? Apa tujuan kunjungan anda? アパ トゥジュアヌ クンジュンガヌ アンダ (あなたの訪問の目的は何ですか?) |
Sightseeing. Wisata. ウィサタ (観光です) |
How long will you stay in this country? Tinggalnya berapa lama? ティンガルニャ ブラパ ラマ (この国にどのくらい滞在しますか?) |
For four days. Saya akan tinggal Selama empat hari. サヤ アカヌ ティンガル スラマ ウンパッ(ト) ハリ (4日間です) |
※ガルーダ・インドネシア航空では、飛行中の機内で到着ビザの発給と入国審査を行う「機内入国審査プログラム」を行なっておりましたが、2015年1月7日でサービスを終了していますのでご注意ください。
荷物受け取り
飛行機のフライトナンバーが記載されたターンテーブルで、搭乗前に預けた荷物を受け取ります。
入国審査カウンターにパスポートを提出します。その際に帰りの航空券の提示を求められることがありますので、手元に準備しておきましょう。パスポートが返されたら、入国許可スタンプが押されているかを忘れずに確認してください。
「いつまで経っても荷物が出てこない!」「預けた荷物が破損していた!」という場合は「Baggage Claim」のカウンターに申告しましょう。このとき、日本でチェックインする際にもらった荷物の預かり証の番号で荷物がどこにあるのかを照会するので、失くしたり捨てたりしないように気をつけましょう。色、形、重さなど、荷物の特徴についても聞かれます。
荷物が見つかり次第宿泊先に届けてもらえることがあるので、ホテル名もわかるようにしておきましょう。
預けた荷物が破損していた場合は「破損証明書」を発行してもらいます。これは空港を出てしまうと発行してもらえないので、受け取ったらすぐに破損を確認するようにしてください。
また、荷物受け取りの際に注意したいのが悪質なポーターです。荷物を当たり前のように運んで後からチップを請求する人もいるので注意しましょう。
「バリ島の治安は良い、悪い?最新情報から見た、バリ島の治安状況を徹底解説」
税関審査
荷物を受け取り後、税関申告が必要な方は赤色の看板(Declared)、不要な方は緑色の看板(Non Declared)にある矢印方向に進みます。税関審査は何も申告するものがない場合でも税関申告書の提出は義務付けられています。
税関職員に申告書を渡した後、荷物のX線検査が行われます。荷物の中身を開けてチェックする場合もあるため、職員の指示に従いましょう。
以上で入国手続きは終了です。事前準備をしっかりしておけば、スムーズに済ませることができます。
無事入国できたら、いよいよバリ島観光の始まりです!
「バリ島のおすすめ観光スポットは?スパや現地のグルメから、寺院や遺跡見学までを網羅した旅行案内」
出国手続き編。フライトの2時間前には空港に到着して余裕のある行動を
急なトラブルにも対処できるよう、出国・搭乗手続きは余裕を持って進めたいもの。以下では、出国手続きから搭乗までの流れをわかりやすく解説します。
空港到着
渋滞などの交通トラブルや空港の混雑なども考えられるため、搭乗の2~3時間前を目安に到着するようにしましょう。
セキュリティチェック
空港入り口でテロ対策として行われているセキュリティチェックでは、パスポートと航空券(eチケット)の提示を求められます。あらかじめ準備しておきましょう。
荷物のX線検査と同時に金属を感知するチェックゲートをくぐり、場合によってボディチェックが行われます。このとき、ベルトの金属のバックルやサングラスの金属フレームなどに反応し、警報が鳴ってしまうこともあります。警報が鳴った場合も、指示されたものを外して再度検査を受ければ問題ありません。慌てずに対応しましょう。
搭乗手続き(チェックイン)
利用する航空会社のチェックインカウンターでパスポートと航空券を提示して荷物を預け、搭乗券と荷物タグを受け取ります。
出国審査
出国審査カウンターにパスポートと航空券を提出します(出国カードは2015年に廃止されたので不要です)。
搭乗ゲートでのX線検査
機内に持ち込む手荷物検査を受けます。搭乗者も検査用ゲートを通ります。
液体類の機内持ち込みについては、制限があります(すべての液体類は100ml以下の容器に入れる)。制限を超える液体類は事前にスーツケースなど預け荷物にしまっておくことをお忘れなく。また、ライターなどの可燃物も基本的には持ち込みできません。手荷物で持ち込めるライターは1個に限られますのでご注意ください。
搭乗
通常、フライトの30分前には搭乗開始の案内があります。
搭乗後は、機内で食事をしたり映画を見たりしながらリラックスしてお過ごしください。7~8時間で日本に到着です。
大きなトラブルがなければ、出国審査は入国審査より比較的簡単に終わることがおわかりいただけたでしょうか?
【まとめ】バリ島のビザ取得や入出国手続きのポイント
今回お伝えしたバリ島のビザの取得方法や要件、出入国手続きの方法について、ポイントを振り返ってみましょう。
- パスポートの残存有効期間が6カ月以上あるか、きちんと確認する
- バリ島は観光目的で30日以内の滞在ならビザが免除される
- 31日以上滞在する可能性が少しでもある場合のみ到着ビザ(VOA制度)を取得する
- 観光目的以外にもビザの種類は複数あり、目的に応じて取得すべきビザが異なる
- 出入国カードは不要だが、税関申告書は申告がない場合でも全員提出義務がある
- 入国審査、出国審査ともに、他の観光地に比べて大変ということはなく、あらかじめ流れを知っておけば初心者でも簡単
- バリ島は日本人観光客が多いため日本語対応してくれる場合もあり、初心者にもおすすめ
なお、帰国日のフライトが遅い時間で、ホテルをチェックアウトしたあとの時間をどう過ごしたらよいのかわからないという方は、GOHの「帰国日におすすめのプラン」をぜひご検討されてはいかがでしょうか?詳しくは「帰国日におすすめのプラン」をご覧ください。
※出入国についての情報は、2018年7月時点のものです。変更の可能性があるので、出発前にご確認ください。
※掲載画像はイメージです
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