バリ島のリゾート中心地、南部エリアに泊まろう! バリ島南部のエリア情報とおすすめ人気ホテルガイド
バリ島の南部は、ほかのエリアと比べても特にエキゾチックなイメージ漂う「アジアンビーチリゾート」です。
有名な観光エリアとして、ヌサドゥア、ベノア(ブノア)、ジンバラン、ウルワツ・ウンガサン、サヌールなどがあり、それぞれ異なった特色があります。
今回は、そんな魅力あふれるバリ島南部へのアクセスや見どころ、さらに有数のリゾート地として知られるこのエリアの中でも特におすすめしたいホテルをシーン別に紹介します。
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バリ島南部のリゾートエリア情報 ヌサドゥア、ジンバラン、ウルワツ・ウンガサン、ベノア(ブノア)、サヌール
地域によって全く表情が異なるバリ島南部エリア。ここではその特色や魅力をエリア別に紹介します。
政府によって開発されたバリ随一の高級リゾート「ヌサドゥア」
ヌサドゥアはデンパサール国際空港から車で20分~30分の場所に位置する高級リゾートエリア。
美しいビーチ沿いには、ラグジュアリーなリゾートホテルやヴィラが立ち並び、いつもとは違う雰囲気でゆったりとホテル滞在を楽しみたい方におすすめです。
インドネシア政府によって開発されたリゾートで、専用ゲートが設けられているなど、セキュリティも万全。女性客や小さなお子さま連れの方も安心して滞在することができます。
また、2013年のAPEC(アジア太平洋経済協力)会場になったエリアでもあり、開催に合わせて開発された海の上を走るトールロード(有料高速道路)を利用すれば、空港からのアクセスも快適です。
エリア内には、レストラン、ブランドショップ、お土産屋やスーパーマーケットまでそろう大型ショッピングモール「バリ・コレクション」があるほか、ビーチクラブやレストランも充実しています。
観光客が中心のエリアのため、物価はほかのエリアと比べて若干高めですが、洗練されたリゾート気分を味わいたい方にはピッタリの場所です。
以下は、ヌサドゥアエリアのおすすめスポットです。
- バリ・コレクション
SOGO(そごう)ほか、バリ島のローカルブランド店など多数のショップやレストランが入ったショッピングモールです。各ホテルを周回する無料のシャトルバスもありので、アクセスも問題ありません。
マッサージ店やスーパーマーケット、バリ島ならではの品物が並んだ土産物店もあるので、他のエリアへ移動するのが面倒と感じる方には、おすすめです。 - ヌサドゥアビーチ
ビーチ沿いには高級ホテルが点在しているため、ホテルの警備員やライフガードがいます。プライベートビーチ感覚で、お子さまを安心して遊ばせることができます。
管理の行き届いた白砂のビーチは清潔で快適。物売りなどに悩まされることなく、静かに散策を楽しむことができます。
マリンアクティビティを楽しむのに最適な「ベノア(ブノア)」
ベノア(ブノア)はデンパサール国際空港から車で20分〜30分の場所に位置するマリンスポーツのメッカです。
中でも、バナナボートやパラセーリング、ジェットスキーなど、南国ならではのマリンスポーツが盛んです。
高級リゾートホテルはもちろんのこと、ヌサドゥアなどと比較するとリーズナブルな中級クラスのホテルも多いため、気軽にリゾートを楽しみたい方やファミリーにもおすすめのエリアです。
ヌサドゥアと比べると、まだローカルな漁村の雰囲気が残る静かなエリアもあります。また、治安もよく安心してリゾートライフが過ごせるエリアです。
このエリアのメインストリートとなるプラタマ通りは、リーズナブルなレストランや土産物店、コンビニなどがたくさんあるほか、マリンスポーツ関連のグッズを売るお店が多く、滞在に不便はありません。
また、ヌサドゥアのバリ・コレクションからシャトルバスが出ているので、お土産や買い物も便利です。
以下は、ベノア(ブノア)エリアのおすすめスポットです。
- サカラ ビーチ クラブ
「ザ サカラ リゾート バリ」内にあるプールと海に面したレストラン。何と言っても洗練された料理と種類豊富なワインが売り。
ビーチクラブの利用はもちろん、室内席では壁一面のワインセラーを眺めながら、最高に贅沢な大人の時間を過ごせます。 - アクティビティーショップ
ベノア(ブノア)のビーチには、ジェットスキーやパラセーリング、シュノーケリングなどのマリンスポーツが楽しめる場所が多数あり、アクティビティーショップを通じて申し込むことができます。中でもおすすめなのは、人気が高いバナナボート。バナナ型のボートをスピードボートが引っ張るという爽快なアクティビティです。
2列タイプのボートもあるので、グループや家族など大人数でも一緒に楽しめます。
豊かな海の幸が楽しめる穏やかな港町「ジンバラン」
ジンバランはデンパサール国際空港から車で10分〜15分の場所に位置する港町です。
エリア内には高級リゾートホテルも点在しているので、ホテル滞在を重視しつつ、新鮮な海の幸を楽しむという、ちょっと欲張りな過ごし方ができるのも魅力となっています。
ジンバラン名物といえば、「イカン・バカール」。イカン・バカールとは、イカン(魚)をバカール(焼く)したもの、つまりシーフードBBQのことで、わざわざタクシーを飛ばしてまで食べに来る人もいるほどです。
以前はローカル(地元)のお店がほとんどでしたが、最近では「べノア・スクエア」などのショッピングセンターもオープンし、より便利に滞在できるようになりました。
物価も、ホテル内での買い物やレストランなどを除けば一般的で、治安も特に問題はありません。
以下は、ジンバランエリアのおすすめスポットです。
- ジェンガラ・ケラミック・バリ
バリのホテルや有名レストランなどでも多く使われているという有名な陶器店の本店(以前はサヌールが本店でした)。
シンプルでありながら、こだわりのあるデザインに魅了され、バリを訪れるたびに購入して帰るリピーターも少なくありません。
店内は、まるで美術館のようで一見の価値あり。アート好きな友人や、料理好きの友人へのお土産としても喜ばれること間違いなしです。 - ジンバラン市場
魚市場と、野菜や日用品が売られている市場に分かれているローカルの市場。
店頭に並ぶ新鮮な魚介類をその場で焼いて食べられるお店もあるので、朝早く行って朝食代わりに食べるのも楽しみ方のひとつ。
美味しいものが食べられるのはもちろんのこと、地元の人たちの活気ある様子を間近で見られます。
手付かずの自然が残る断崖絶景スポット「ウルワツ・ウンガサン」
ウルワツ・ウンガサンはデンパサール国際空港から車で約1時間の場所に位置し、大自然とインド洋を一望できる絶景が魅力のエリア。
中でもサンセットスポットとして有名な「ウルワツ寺院」には、連日多くの観光客が訪れています。
ウルワツ・ウンガサンエリアは、近年人気が急上昇し、ラグジュアリーホテルが相次いでオープン。新たな最高級リゾート地としても注目を集めています。
物価や治安も特に問題はありません。ただし、徒歩での移動が難しいので、観光する場合はカーチャーターを視野に入れたほうがベターです。
また、ウルワツ・ウンガサンエリアは、サーフスポットとしても有名です。
以下は、ウルワツ・ウンガサンエリアのおすすめスポットです。
- ウルワツの崖(ウルワツ寺院)
ウルワツに行ったら、絶対に外せないのが「断崖から見る絶景」です。
断崖が続くこのエリアには、絶景スポットが数え切れないほどありますが、特におすすめしたいのが、ウルワツ寺院からの眺めです。
寺院の至るところに崖のギリギリまで行ける場所があるので、十分に注意を払いながら記念写真を撮りましょう。最高の思い出になるはずです。 - ケチャックダンス(ウルワツ寺院)
バリ島に来たら、見ずには帰れない魅惑の「ケチャックダンス」。
見られるところは数あれど、ウルワツ寺院のケチャックダンスを超えるものはなかなかないのではないでしょうか。
夕日をバックにオープンステージで踊る男性たちのダンスは迫力満点で、年齢問わず見る者の心に迫り感動を誘います。
人気のある公演なので、早めに行って席を確保することをお忘れなく。
なお、特に乾季は日差しやステージからの照り返しが強く、暑く感じるときもあります。公演を待つ間の日差し・暑さ対策に、日焼け止めやサングラス、うちわなどを持っていくとよいでしょう。
古き良きバリ島の雰囲気が残る落ち着いたリゾート「サヌール」
サヌールはデンパサール国際空港から車で20分〜30分の場所に位置するバリ島リゾートの発祥の地。
現在はサヌール以外のエリアにも多くのリゾート地が開発されていますが、リピーターや欧米人からは変わらない根強い支持を集めています。「ここに来るとホッとする」という人も多いように、ノスタルジックな雰囲気で、ゆったりしたくつろぎの時間を過ごせることが人気の理由。
ビーチと平行に走るメイン通りの「ダナウ・タンブリガン通り」は、レストランや土産物店、おしゃれなブティックのほか、バリの伝統工芸品を売るお店などが混在し、温かみを感じさせます。
また、ビーチは遊歩道が整備され、飲食店も多数。最近ではマリンスポーツも楽しめるようになり、さらに人気が高まっています。
物価はクタやヌサドゥアなどと比べると安く、治安も問題ないので、女性グループや日頃の喧騒を忘れてのんびり過ごしたいという人におすすめです。
以下は、サヌールエリアのおすすめスポットです。
- シンドゥ市場
サヌールのローカル市場。朝は地元の人たちで賑わう「朝市」、夜は観光客にも人気のナイトマーケットが開かれます。
注目のナイトマーケットは18時半くらいから。ほかではあまり口にする機会のないB級グルメも勢揃いします。
子どもが喜びそうなおもちゃや、化粧品などを売る屋台もあるので、家族みんなで足を運んでみてはいかがでしょうか。 - スランガン島
サヌールとブノア岬の間にあるこの島は、「タートルアイランド」の異名をもち、ウミガメの保護飼育センターがあるほか、10世紀頃建設されたという2つのヒンドゥー教寺院(東にサクナン寺院、西にダレムサクナン寺院)があります。
また、サーフスポットとしても人気で、特に最高の波が来るという雨季には、多くのサーファーで賑わいます。
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