バリ島の知られざるリゾート地に、チャンディダサという村があります。
島の東部に位置するチャンディダサは、観光客こそ多くはありませんが水質の綺麗な海があることで近年注目を集めています。
チャンディダサのホテルには外国人観光客が少ないため、ここではバリ島らしい穏やかでゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
1. アマンキラ Amankila
アマンキラという名前はインドネシア語で「平和な丘」という意味を指しますが、その名の通りこのホテルはチャンディダサの穏やかな丘の上に建てられました。
ホテルからは霊峰アグン山を見渡すことができ、その雄大な景色は思わず目を奪われるような絶景だと言えます。
客室のタイプは、山と海の両方がプライベートプールから臨める「キラサリスイート」や、テラスやプールだけでなく専属バトラーが付いた「アマンキラサリスイート」など様々。
全室スイートのため、どの客室でもラグジュアリーな内装を楽しめます。
客室からの眺めはまさに絶景とも言える美しさで、緑豊かな山岳地帯とコバルトブルーのビーチの組み合わせは、海と山の両方を持つチャンディダサならではの景色と言えるでしょう。
またアマンキラのシンボルともいえる豪華なインフィニティプールは、他のリゾートホテルでは滅多に見かけない3段仕様。
アマンキラに宿泊する際は、このインフィニティプールも合わせて楽しみたいところです。
2. チャンディ ビーチ ヴィラス – チャンディ ビーチ リゾート&スパ Candi Beach Villas – Candi Beach Resort & Spa
大型リゾートホテルが少ないチャンディダサで、最も広大な土地を利用する大規模リゾートがチャンディ ビーチ ヴィラス – チャンディ ビーチ リゾート&スパです。
客室は「ビルディング」「コテージ」「ヴィラ」の3つがあり、室内のベッドは天蓋付きでラグジュアリーなムードを作り上げています。
白色で統一された室内は、部屋の随所にプルメリアの花の模様が描かれているなど女性に好かれる可愛らしい内装。
オーシャンビューの客室を選べば、室内からアムック湾の真っ青な海を眺められます。
チャンディ ビーチ ヴィラス – チャンディ ビーチ リゾート&スパにはもともと「ホテル棟」と「コテージ」の2タイプしかありませんでしたが、新しくヴィラが建てられたことでより多くの宿泊客が利用するようになりました。
プール付きのヴィラは木の温もりが感じられる広々とした造りで、家族旅行やグループ旅行など大勢での宿泊にピッタリです。
3. アリラ マンギス バリ Alila Manggis Bali
アリラ マンギス バリは「究極の隠れ家」と呼ばれる、チャンディダサのリゾートホテルです。
プールを囲むように植えられたヤシの木と丁寧に手入れされたガーデンは、敷地内をより一層洗練された空間に作り上げます。
ホテルの目の前にはバリ島でもトップレベルに透明度の高いチャンディダサのビーチが広がり、プールやレストランなどあらゆる角度から美しい海を眺めることが可能です。
客室は「ホテル棟」と「ヴィラタイプ」の2つに分かれ、どちらも伝統的なバリ建築が取り入れられています。
ホテルタイプの客室からはインド洋やヌサペニダの美しい海が眺められ、ヴィラタイプでは田園風景やアグン山といった壮大な自然が見渡せます。
その他「シーソルト」という名のレストランでは、近隣のゴアラワ塩田で取れた天然塩を使った料理が提供されどの料理も風味が豊かと人気です。
アリラ マンギス バリに宿泊の際は、このシーソルトでの食事も合わせてお楽しみください。
4. ラマ チャンディダサ リゾート&スパ Rama Candidasa Resort & Spa
ラマ チャンディダサ リゾート&スパは、アムック湾に面して建てられたリゾートホテルです。
チャンディダサ中心地まで徒歩圏内の、このエリア一帯では比較的立地の良いホテルだと言えるでしょう。
客室は「スーペリアルーム」や「コテージタイプ」、寝室やリビングが仕切られていない「スタジオルーム」など様々なタイプがあります。
涼しげな青がベースの客室や暖かみのあるブラウンがベースの客室など、部屋タイプによって基調となる色が異なるのが特徴です。
どの客室も広々としてベッドのサイズも大きく、友人やカップルなど2人で宿泊しても窮屈さを感じることはありません。
敷地内には多国籍料理が楽しめるレストランの他、スパやライブラリー、プールなど宿泊客が飽きない施設が多数用意されています。
ラマ チャンディダサ リゾート&スパではトレッキングやダイビングといったアクティビティも用意しているため、興味がある人は参加してみると良いでしょう。
5. プリ バグース チャンディダサ Puri Bagus Candidasa
伝統的なバリ建築のプリ バグース チャンディダサは、プライベートビーチを持つ南国風リゾートホテルです。
インド洋のすぐ目の前に建てられたホテルからは、海を見渡せるだけでなくビーチでダイビングもできます。
プリ バグース チャンディダサ敷地内にはダイビングセンターも設けられているため、ダイビングに興味がある人は訪れてみると良いでしょう。
ヴィラタイプの客室は全48室あり、ガーデンビューとオーシャンビューの2タイプの部屋がありそれぞれで楽しめる景色が異なります。
どの客室にも木目調の家具が置かれたりバリ建築の装飾が施されていたりと、南国のリゾート感がたっぷり感じられる内装が魅力です。
またプリ バグース チャンディダサは、バリ島らしさが満載の敷地や客室も魅力的ですが、その他に魅力的な点としては「バリ・アガ」と呼ばれる先住民族が住む村からも近いということでしょう。
観光地化が進むバリ島で、先住民族の姿を見かける機会はめったにありません。
昔ながらのバリ島を感じたいという人は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
おわりに
チャンディダサは観光ガイドやメディアで取り上げられる機会が少ないため、その名前を聞いたことがない人もきっと多いでしょう。
ただ、あまり人に知られていないエリアだからこそ、チャンディダサでは喧噪から離れてゆったりとした滞在を楽しむことができるのです。
有名な観光エリアではなく少しディープなエリアへ滞在してみたい人は、ぜひここで紹介したチャンディダサのホテルを参考にして頂けたら幸いです。