みなさんはバリ料理を食べたことはありますか?最近は日本にもバリ料理のお店が増えてきましたが、せっかくならバリ島で本場のバリ料理を食べてみたいですよね。日本でも有名なナシゴレンやミーゴレン。実はこれらの料理はバリ料理ではなく、インドネシア料理なのです。
これからバリ島へ旅行する人は、バリ料理の特徴やマナーなどしっかり学んでから出発しましょう。事前に学んでおくことで、バリ島旅行がより一層楽しくなるはずですよ!
バリ料理とは?
インドネシアには1万以上に及ぶ島が存在しますが、それぞれの地域によって言語や風習が違います。
料理の味付けも地域により異なり、ジャワ料理が甘めの味付けなのに対してバリ料理は塩辛い味付けが特徴的です。ジャワ人がバリ料理を食べるとあまりの塩辛さに完食できないという人もいるほど、地域によって味付けは異なるようです。
普段から塩や醤油を使った料理に慣れている日本人にとっては、バリ料理は比較的食べやすいほうではないでしょうか?気になる人は1度、インドネシアの様々な島を訪れて味比べしてみるのも楽しそうですね!
バリ料理とインドネシア料理は違う?
それでは、具体的にバリ料理とインドネシア料理はどう違うのでしょうか。まず前提として覚えておいてほしいのが、インドネシア人のほとんどがイスラム教信者です。各々の信仰心の強さにもよりますが、イスラム教信者のほとんどが豚肉を食べません。
それに対してバリ島に住むバリ人のほとんどがヒンドゥー教信者。そのため、豚肉が入っている料理は、バリ独自の料理と考えても良いのではないかと考えられます。
バリの代表的な豚料理として挙げられるのが「バビグリン」という豚の丸焼きです。これはバリ島に訪れるなら外してはいけない、伝統的なバリ料理です。その他にも、「ラワール」というサラダや「ロントン」というお餅など様々なバリ料理があります。
バリ料理店のマナーや支払い方法
基本的にバリ人は温厚で怒らない性格の人が多いですが、それでも食事のマナーやお会計の仕方は覚えておく必要があります。知らず知らずのうちに失礼なことをしてしまわないよう、バリ島での食事の仕方は心得ておきましょう。
バリ島での食事中のマナー
まず1番に気をつけてほしいのが、左手の扱い方に気をつけるということです。
バリ島含むインドネシアでは、左手を「不浄の手」としています。そのため、左手を使って食事をするのはあまり好まれません。観光客が左手を使って食事をする分には特に何も言われませんが、極力左手を使わないように意識しておくと良いです。
またバリの子供は人懐っこいため近くに寄ってきて話しかけられるかもしれませんが、左手で頭を撫でるなどの行為をしてはいけません。もし握手を求められたら、右手を差し出すように意識しましょう。
その他、食事中に大声で怒る、必要以上に食事代を値切るなど、日本にいても非常識なことはやはりバリ島でも行うべきではありません。
バリ島でのお会計方法
お会計はルピアを使いますので、ルピアの持ち合わせがない人はあらかじめ両替しておきましょう。大型のモールやホテル内のレストランではドルを扱っているところもありますが、基本的には全てルピア払いです。
また、インドネシアでは細かい硬貨があまり流通していないため、お釣りをピッタリ返せない店舗が多々あります。そういう時は、お釣りが飴やキャンディで返ってくることがあるのですが、初めてバリ島へ訪れる人は「騙された!」と思ってしまうかもしれません。
しかし、少額であれば「お釣りが足りなかったのかな?」と軽く考えるようにするのが良いでしょう。こういった少し雑なところを感じられるのも、バリ島旅行の醍醐味と考えることをおすすめします。
おわりに
バリ島旅行の際は、インドネシア料理だけではなくぜひバリ料理にも挑戦してください。バリ料理は味付け的にも、日本人に食べやすいはずです。
その他、バリ島での食事の仕方についても、あらかじめマナーやお会計の方法を知っておけば不要なトラブルに巻き込まれることもありません。事前にしっかりと知識をつけて、楽しいバリ島旅行にしましょう!