島全体がパワースポットと言われるバリ島には、神様や寺院にまつわる伝説が多数存在します。
今回紹介するプナタランサシ寺院も、その1つだと言えるでしょう。
バリヒンドゥーの寺院として愛されるこの寺院は、「ペジェンの月」という伝説と密接にかかわった少し不思議な寺院なのです。
そこでここでは、バリ島の神秘的なスポットプナタランサシ寺院を紹介します。
「普通の観光スポットには飽きた!」という人におすすめの穴場スポットですので、ぜひ最後まで読んで頂けたらと思います!
プナタランサシ寺院ってどんなところ?
観光雑誌やガイドブックを見ても、プナタランサシ寺院が大々的に紹介されることはめったにありません。
バリ島を何度も旅行したことがある人でも、このプナタランサシ寺院を知っている人は少ないでしょう。
プナタランサシ寺院は知名度こそ高くありませんが、バリ島の伝説に大きくかかわる面白い寺院なのです。
プナタランサシ寺院の基本情報
プナタランサシ寺院はバリ島の北東部、ウブド郊外のペジェンという地域にあります。
寺院を参拝するためには参拝料を支払わなければいけませんが、特に金額は決まっていません。
金額はいくら払っても良いのですが、一般的には一万ルピアから二万ルピアほど支払うのが良しとされているようです。
入口付近には大きな象の石像が置かれ、これはプナタランサシ寺院のシンボルとして知られています。
寺院の境内に入る前に、記念に1枚ここで写真を撮っても良いかもしれませんね!
プナタランサシ寺院の伝説
一見普通の寺院に見えるプナタランサシ寺院ですが、この寺院が他と違うのは「ペジェンの月」にまつわる銅鼓がまつられている点にあります。
ペジェンの月とは、古くからバリ島に伝わる伝説のこと。
伝説によると、昔バリ島の空には13個の月が輝いていたそうです。
そのうちの1つの月が地面に落ち、月が落ちた時の衝撃で銅鼓に傷がついてしまいました。
現地のバリ人たちは、プナタランサシ寺院に安置されている銅鼓の傷は、この月が落ちた時の衝撃によるものだと信じているのです。
バリ島ではこのペジェンの月の伝説が有名で、傷ついた銅鼓を一目見ようと今でも多くの参拝客がプナタランサシ寺院へ訪れます。
プナタランサシ寺院の魅力
上記でお伝えした通り、プナタランサシ寺院の見どころは「ペジェンの月」にまつわる銅鼓にあると言えるでしょう。
この銅鼓は世界で最も大きい青銅製銅鼓で、直径160センチメートル、高さが184センチメートルとかなりの迫力があります。
その大規模なサイズ感ももちろんですが、錆びついた外観から感じられる歴史の長さにも圧倒されることでしょう。
世界最大級の青銅製銅鼓は、バリ島に来た際は一度見ておくと良いかもしれませんね!
また銅鼓だけではなくプナタランサシ寺院は、洗練された綺麗な敷地も魅力的です。
星型の池や小規模な多重塔など、見ていて飽きない建造物が多いため境内を散策しているだけできっと楽しめるはず。
近くにはゴアガジャ遺跡など有名観光スポットが盛りだくさん
プナタランサシ寺院は、ウブドから車で30分という好立地にあります。そのため、寺院に行くためだけに丸一日つぶれないのが嬉しいですね。
このプナタランサシ寺院の近くには、バリ島の観光スポットとして有名なゴアガジャ遺跡もあります。
まだまだ解明されていないことが多いゴアガジャ遺跡も、バリ島の神秘に触れるにはピッタリのスポットです。
プナタランサシ寺院まで観光に訪れるのであれば、帰り道はゴアガジャ遺跡にも寄ってくることをおすすめします!
ウブド観光の際はプナタランサシ寺院へ訪れるのがおすすめ
ウブドにはたくさんの魅力的な観光スポットがありますが、有名どころ以外の少し変わった観光地に行きたいならプナタランサシ寺院が良いでしょう。
世界最大級の銅鼓を見る機会はめったにないため、その規模感を実際に自分の目で見てくればきっと良い思い出に残るはず。
ぜひウブド旅行の際は、プナタランサシ寺院も旅の候補に入れてみてはいかがでしょうか?